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2026年6月
  • 胸の痛みと動悸に襲われた私の体験と循環器内科での精密検査の記録

    生活

    45歳を過ぎた頃、私は仕事中に突然、胸の奥をギュッと掴まれるような圧迫感を覚えるようになりました。最初は一時的なストレスや疲れだと思い込み、深呼吸をしてやり過ごしていましたが、数日後には夜間に心臓が激しく波打つような動悸に襲われ、眠れない夜を過ごすことになりました。心臓に関わる症状ということで、私は言いようのない恐怖を感じ、すぐに「心臓、何科」と検索しました。そこで辿り着いたのが循環器内科でした。近所にある専門クリニックを予約し、緊張しながら診察室に入ると、医師は私の話を丁寧に聞き、すぐにいくつかの検査を提案してくれました。最初に行われたのは標準的な12誘導心電図でしたが、その数分間の記録では異常は見つかりませんでした。しかし、医師は「心臓の症状は出ている時でないと捉えにくいものです」と説明し、24時間の心臓の動きを記録するホルター心電図という検査を勧めてくれました。小さな装置を体に装着して1日を過ごすというもので、仕事中のストレスがかかる場面や、あの夜間の動悸が起きる瞬間のデータを詳細に集めることができました。結果として判明したのは、期外収縮という不整脈の一種でした。さらに詳しく調べるために心エコー検査も行い、心臓のポンプ機能や弁の動きに構造的な問題がないかを確認しました。幸いにも、私の場合は即座に手術が必要な重病ではありませんでしたが、高血圧が心臓に負担をかけていることが分かり、生活習慣の改善と血圧を下げる薬による治療が始まりました。あの時、何科に行けば良いか迷いながらも、専門である循環器内科の門を叩いたことは、私にとって大きな転換点となりました。もし内科ではなく放置していたら、あるいは全く関係のない科を受診して時間を浪費していたら、不安でメンタルまで崩していたかもしれません。専門医による「今の状態はこうですよ」という明確な診断と、それに基づいた治療方針の提示は、どんな薬よりも私の心を落ち着かせてくれました。心臓という部位は、精神的な不安が物理的な症状をさらに悪化させる傾向があります。だからこそ、少しでも違和感を覚えたら、迷わず循環器の専門家を訪ねること。それが、自分の命と真摯に向き合うということなのだと、この経験を通じて身をもって学びました。