毎年春先になると、私は鼻のムズムズ感と顔全体の赤みや痒みに悩まされてきました。これまでは市販の鼻炎薬で凌いでいましたが、ある年から症状が急激に悪化し、鼻水だけでなく肌がボロボロになり、化粧もできない状態になってしまいました。そこで直面したのが、私は耳鼻科に行くべきなのか、それとも皮膚科に行くべきなのかという切実な問題でした。鼻水は止まらないけれど、鏡を見るたびに落ち込むほど荒れた肌もどうにかしたい。迷った末に、私はまず近所の耳鼻咽喉科を受診しました。先生は鼻の中を診て、典型的な花粉症ですねと診断し、抗アレルギー薬を処方してくれました。しかし、肌の痒みについては餅は餅屋だから皮膚科へ行った方が良いとアドバイスを受け、結局その足で皮膚科を梯子することになったのです。皮膚科では、花粉が肌に付着して炎症を起こす花粉皮膚炎という診断を受け、耳鼻科で処方された薬と重複しないような塗り薬と飲み薬を調整してもらいました。この経験から学んだのは、複数の症状がある場合にそれぞれの専門医を回るのは時間も労力もかかるということです。翌年、私はこれら全ての症状を一括で相談できるアレルギー科を標榜しているクリニックを見つけました。アレルギー科の先生は、私の鼻の症状と皮膚の状態を同時に診て、全身の免疫バランスを整える視点から1つの処方箋にまとめてくれました。受診の手間が半分になっただけでなく、薬の飲み合わせを心配する必要もなくなったのは大きな安心材料でした。もちろん、特定の部位が著しく悪化している場合は専門科の高度な治療が必要ですが、私のように複数のアレルギー症状が混在しているタイプにとっては、全身を俯瞰して診てくれる医師の存在がどれほど心強いかを痛感しました。アレルギーは何科に行けば良いのかという問いに対し、私の実体験から言えるのは、症状が多岐にわたるならまずはアレルギー科を探し、そこを拠点に必要に応じて専門科を紹介してもらう形が最もスムーズだということです。
鼻水と肌荒れが同時に起きた私の受診体験記