子育てをしていると、子供の小さな不調に一喜一憂する毎日が続きますが、中でも判断に迷うのが頭痛です。今日は、日常の中で見落としがちな子供の頭痛のサインと、私なりの受診目安について綴ってみたいと思います。子供が「頭が痛い」と言うとき、大抵の場合は一晩寝れば治ることが多いですよね。でも、そんな日常の中に「受診すべきサイン」が隠れていることがあります。私が一番気をつけているのは、子供の「目の輝き」と「姿勢」です。例えば、普段は食卓で賑やかに話す子が、頭痛を訴えながらも無理に食事を摂ろうとし、視線が定まらず、背中を丸めてじっとしているような時。これは、言葉で発している以上の苦痛を子供が感じている証拠です。私の中での受診目安の1つは、大好きなご褒美を提案しても反応が薄いときです。「頭が痛いけど、お菓子は食べる」というなら少し様子を見ますが、アイスクリームさえいらないと言うときは、すぐに病院の予約を入れます。また、現代の子供たち特有の受診目安として、デジタルの影響も無視できません。タブレット学習やゲームの後に頭痛を訴える場合、それは眼精疲労やストレートネックから来る緊張型頭痛かもしれません。でも、もしスマホの画面を凝視することで、以前はなかったような眩しさを訴えたり、画面の端がキラキラ光って見えると言い出したりしたら、それは片頭痛の予兆である閃輝暗点の可能性があります。これも専門医に診てもらうべき重要な目安になります。親はつい「ゲームのやりすぎよ」と叱ってしまいがちですが、その背後に隠れている痛みの質を見極めてあげたいものです。また、学校生活でのストレスも頭痛という形で現れることがあります。月曜日の朝に決まって頭痛が起きる、運動会の前になるとお腹と頭が痛くなる。これらは身体表現性障害の一種かもしれませんが、それでも痛いのは事実です。痛みの原因が体であれ心であれ、子供が自分の力で解決できないレベルに達しているなら、それが病院へ行くべき受診目安なのだと思います。子供のサインを「いつものこと」と流さず、その奥にあるSOSをキャッチできるよう、日頃の観察眼を磨いていきたいですね。